BeZIP(CUI)の概要について以下に記述します。
- BeZIP(CUI)とは
BeZIP(CUI)とは、
BeZIPのＣＵＩ（カーソルユーザインターフェイス）を、ここでは指します。
BeZIP(CUI)には、
- ZIP コマンド （ZIPファイルの制御コマンドです。）
- LHA コマンド （LHAファイルの制御コマンドです。）
- ENV コマンド （BeZIP(CUI)の動作環境を制御するコマンドです。）
- EXIT コマンド （BeZIP(CUI)を終了するコマンドです。）
[CTL+C] でも同じ動作となります。 - [CTL+C] は、処理の中断及びＥＸＩＴコマンドを実行したものと同じ動作を行います。
特に何もメッセージは表示されずに終了します。
- ZIP コマンド （ZIPファイルの制御コマンドです。）
- マクロモード？とは
マクロモードとは、
ＤＯＳ窓をBeZIP(CUI)が制御するＣＵＩ（カーソルユーザインターフェイス）を、ここでは指します。
そのため、BeZIP(CUI)が優先的に処理され、BeZIP(CUI)以外のコマンド系は、全てシステムコールで処理されます。
システムコールすることで、今までのＤＯＳ窓と同じようにコマンドを使用することが可能（一部例外を除く）となります。
- マクロモード？とＤＯＳ窓の違い
基本的に互換性を持ちます。
但し、判断系の処理（例えば IF 等）は、動作しません。
一般的なコマンド（例えば CHDIR 等）は、通常のＤＯＳ窓と同じように動作します。
- マクロファイルとバッチファイルの違い
基本的に互換性を持ちます。
但し、判断系の処理（例えば IF 等）は、動作しません。
一般的なコマンド（例えば CHDIR 等）は、通常のバッチファイル内の記述と同じように動作します。
以下のコマンドは、正常に動作しませんのでご了承ください。
DEBUG
EDIT
EDLIN
FOR
GOTO
IF
PROMPT
SETLOCAL
ENDLOCAL
TITLE
- BeZIP(CUI)のいろんな起動方法
ＤＯＳ窓(コマンドライン)からパラメータを指定することで、自動化などの手助けを行うことができます。
ここでは、コマンドラインの各パラメータなども含めて、BeZIPCの起動方法を説明します。
[参考:BeZIPCのコマンドラインパラメータのヘルプ情報]
[ BeZIPCヘルプ ] /F "@マクロファイル名" ["@ログファイル名"] --- マクロファイル自動処理します。 @ログファイル名:省略時、結果出力なし(画面出力のみ) /1 @コマンド --- １コマンドを実行します。 @コマンドは、ZIP/LHAコマンドのみ実行できます。 例）BEZIPC.EXE /1 ZIP /A "c:\temp\test.zip" "c:\temp\addfile.txt" [説明]c:\temp\test.zip へ、c:\temp\addfile.txt を圧縮・追加します。 /? --- ヘルプを表示する。 なし --- マクロモードでCUI画面を表示する。
- ＤＯＳ窓から最も簡単な起動する方法
ＤＯＳ窓から起動する方法は、以下のように入力することで、マクロモードへ切り替わります。
例）
C:\> C:\PROGRA~1\BEZIP\BEZIPC.EXEここで、
C:\PROGRA~1\BEZIP\ は、BeZIPのインストール先となります。
- ＤＯＳ窓から直接マクロファイルを起動する方法
ＤＯＳ窓から直接マクロファイルを起動する方法は、以下のように入力することで、自動的にマクロが実行されます。
例）
C:\> C:\PROGRA~1\BEZIP\BEZIPC.EXE /F C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.MBZここで、
C:\PROGRA~1\BEZIP\ は、BeZIPのインストール先となります。
C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.MBZ は、マクロファイルでることを意味します。
- ＤＯＳ窓から直接マクロファイルを起動しながら、ロギングファイルを作成する方法
マクロファイルを実行しながら、ロギングファイルを作成する方法は、、以下のように入力することで、ロギングファイルへ出力します。
例）
C:\> C:\PROGRA~1\BEZIP\BEZIPC.EXE /F C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.MBZ C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.LOGここで、
C:\PROGRA~1\BEZIP\ は、BeZIPのインストール先となります。
C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.MBZ は、マクロファイルであることを意味します。
C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.LOG は、ロギングファイルであることを意味します。
- ＤＯＳ窓から直接ZIP/LHAコマンドを起動する方法(V3.00以降)
ＤＯＳ窓から直接ZIP/LHAコマンドを起動する方法は、以下のように入力することで、マクロモードでなく、また、マクロファイルを使用することなく、ZIP/LHAコマンドが実行されます。
例）
C:\> C:\PROGRA~1\BEZIP\BEZIPC.EXE /1 ZIP /A "C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.ZIP" "C:\PROGRA~1\BEZIP\TEST.LOG"ここで、
C:\PROGRA~1\BEZIP\ は、BeZIPのインストール先となります。
TEST.ZIP へ TEST.LOG というファイルを圧縮して追加することを意味します。
以下は、起動終了後のエラー情報の一覧です。
エラー番号(ERRORNO) エラーの概要 -2 正常終了 1 環境設定エラー（環境設定の問題：再インストールが必要） -11 MFCの初期化に失敗した（環境設定の問題：再インストールが必要） -12 OSバージョンが対応するバージョンでない -13 OSバージョンが読み込めなかった -13 試用期間が終了した（正式ライセンスが必要） -14 ライセンス登録画面からリセットされた -15 パラメータエラー -16 テンポラリディレクトリの作成に失敗した(1) -17 テンポラリディレクトリの作成に失敗した(2) -18 テンポラリディレクトリの作成に失敗した(2) -19 マクロファイル指定パラメータでマクロファイルがなかった -20 ログファイル指定パラメータでログファイルがなかった -21 マクロファイルが開けなかった -22 マクロファイルのシークに失敗した -23 ログファイル指定でそのログファイルを開けなかった -24 LHA対応ができていない場合（環境設定の問題：再インストールが必要） -25 ログファイルのオープンに失敗した（コマンド継続処理実行時） -26 マクロファイルのオープンに失敗した（コマンド継続処理実行時） -27 マクロファイルのシークに失敗した（コマンド継続処理実行時） -28 (Reserved.) -29 マクロファイル指定でなくて、コンソールが開けなかった -1024(-0x0400 bit) LHA処理で異常が発生した -2048(-0x0800 bit) (Reserved.) -256(-0x0100 bit) ZIP処理で異常が発生した -512(-0x0200 bit) (Reserved.)
※V1.02より、ＤＯＳ窓が開けなくても一部（マクロファイル指定での起動のみ）で、BeZIP(CUI)を使用することが可能となりました。
- ＤＯＳ窓から最も簡単な起動する方法
- ９５・９８で発生する問題について(V3.00以前)
Windows95及び98では、BeZIP(CUI)マクロモードへ切り替わります。
※V3.00以降は、正しく動作しません。
パラメータの値が範囲を超えています。と出力されることがあります。
この場合、ＤＯＳ窓の上部アイコンの中のプロパティを選択し、
メモリタブのコンベンショナルメモリ−環境変数の初期サイズを自動にし、ＯＫをクリックします。
その後、一旦終了し、再度、BeZIP(CUI)を起動します。
それでも、エラーが消えない時は、以下の実行ファイルのプロパティを変更します。
変更する内容は、上記と同じです。
C:\WINDOUWS\SYSTEM\CONAGENT.EXE
を右クリックし、プロパティを選択することでも可能です。
この時のドライブ情報及びパス情報は、WINDOWSがインストールされているディレクトリであることを意味します。
そのため、別のドライブやディレクトリ名でWINDOWSがインストールされている場合は、そのドライブやディレクトリ名で置き換えてご覧ください。
設定する内容は、上記と同じです。
また、ＤＯＳ窓の左上の「×」をクリックすることで、終了させようとすると警告メッセージが表示されます。
基本的に「ＥＸＩＴコマンド」で終了させてください。
※本ページ及び、以降に出てくる全ての Windows及び各OS名称は、株式会社マイクロソフトの登録商標です。