出力ファイル・ディレクトリなどの詳細設定について

出力ファイル・ディレクトリなどの詳細設定について
ここでは、出力ファイル・ディレクトリの詳細設定情報について説明します。

  1. SECSログ保存先フォルダ
  2. 1ファイルの最大サイズ(MB)
  3. バイナリ情報も出力する。
  4. 統計情報をCSVファイルへ出力する。
  5. 統計データ集計タイマー(秒)
  6. 全ての伝送情報をバイナリファイルへ出力する。

  1. メイン画面から、「環境設定」ボタンをクリックし、下記のタブを表示します。
    ※ロギング中の場合、一旦、停止した上で作業を行ってください。



    SECSログ保存先フォルダ
    ロギングしたテキストデータを書き込むフォルダ「SECSログ保存先フォルダ」を指定します。

    【解説】
    ロギングした結果をファイルとして保存します。そのファイルの保存先フォルダをここでは指定します。
    デフォルトでは、 SECS Serial Logger (Monitor) が存在するフォルダとなります。
    どこか正しいフォルダ名が不明な場合は、「参照」ボタンをクリックし、以下の画面から、フォルダを選択し、 「OK」ボタンをクリックすることでも指定可能です。


    1ファイルの最大サイズ(MB)
    ロギングしたテキストデータを書き込む「ファイルの最大サイズ(MB)」を指定します。

    【解説】
    ロギングした結果をファイルとして保存します。その1つのファイルの最大ファイルサイズ(1?50MBの範囲)をここでは指定します。
    デフォルトでは、2MBです。
    ここで指定したファイルサイズを超えた場合、自動的にファイル名を変更(日時)して、ロギングを継続します。
    例えば、2007/07/29 10:00:00 にロギングを開始し、2007/07/30 20:00:00 に指定されたファイルサイズを超えた場合、以下のファイルが存在します。
    20070729_100000_000.txt
    20070730_200000_000.txt
    この時、現在のロギング情報は、継続して「20070730_200000_000.txt」へ書き込まれています。
    バイナリ情報も出力する。
    ロギングしたSECS情報のバイナリ情報ダンプイメージを出力するか否かを指定します。

    【解説】

    例えば、バイナリ情報も出力にチェックした場合、以下のようなロギングが出力されます。
    # send... [ COM4 ] 
    #  size = 25 (0x19)
    #  0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  A  B  C  D  E  F     0123456789ABCFEF
    #  80 00 01 02 80 01 00 00 00 11 01 02 41 06 42 47     ... .......A.BG 
    #  53 45 43 53 41 03 31 2e 30 03 e9                   SECSA.1.0.  
    
    >> (s) 2009/02/18 14:41:18 [0x02 0000001C 19 80000102800100000011]
    <S01F02  
        <L[2]
            <A[6]    "BGSECS">
            <A[3]    "1.0">
        >
    >
    << (e)
    								
    バイナリ情報も出力にチェックしなかった場合、以下のようなロギングが出力されます。
    # send... [ COM4 ] 
    >> (s) 2009/02/18 14:41:18 [0x02 0000001C 19 80000102800100000011]
    <S01F02  
        <L[2]
            <A[6]    "BGSECS">
            <A[3]    "1.0">
        >
    >
    << (e)
    								
    統計情報をCSVファイルへ出力する。
    このチェックボックスをチェックします。
    このチェックボックスのチェックを外すと、統計情報は、ロギングされなくなります。

    ファイルは、「SECSログ保存先フォルダ」で指定されたディレクトリにCSV形式で保存されます。
    統計データ集計タイマー(秒)
    1秒?60秒の間でサンプリングしたい秒間を指定します。(半角数値) 例えば、ここに11を設定した場合、
    11秒間隔で、統計データがサンプリングされることになります。
    全ての伝送情報をバイナリファイルへ出力する。
    チェックすると ファイルは、「SECSログ保存先フォルダ」で指定されたディレクトリにバイナリ形式で保存されます。
    チェックを外すとバイナリファイルの出力は行われません。
    バイナリファイル構成図
     7                     0
    +--+--+--+--+--+--+--+--+
    +-----------------------+ 
    | ヘッダ#1              | 
    +-----------------------+ 
    | ヘッダ#2-1            | 
    +-----------------------+ 
    ~                       ~ 
    | 伝送情報-1            | 
    ~                       ~ 
    |                       | 
    +-----------------------+ 
    | ヘッダ#2-2            | 
    +-----------------------+ 
    ~                       ~ 
    | 伝送情報-2            | 
    ~                       ~ 
    +-----------------------+ 
    |                       | 
    ~                       ~ 
    |                       | 
    +-----------------------+ 
    
    ヘッダ#1構成図(エンディアン変換なし)
    
     7                     0
    +--+--+--+--+--+--+--+--+
    +-----------------------+ 
    |                       | 0
    | ヘッダサイズ          | 
    |                       | 
    |                       | 3
    +-----------------------+ 
    |                       | 4
    | バージョン情報        | 
    |                       | 
    |                       | 7
    +-----------------------+ 
    |                       | 8
    | バージョンサイン      | 
    |                       | 
    |                       | 11
    +-----------------------+ 
    |                       | 12
    | 書き込みデータ数      | 
    |                       | 
    |                       | 15
    +-----------------------+ 
    |                       | 16
    | ロギング対象          | 
    |     シリアルポート名  | :
    |                       | 35
    +-----------------------+ 
    |                       | 36
    | ロギング対象          | 
    |     シリアルポート番号| 
    |                       | 39
    +-----------------------+ 
    |                       | 40
    |   開始年月日時分秒    | 
    |         :             | :
    |                       | 55
    +-----------------------+ 
    |                       | 56
    |   終了年月日時分秒    | 
    |         :             | :
    |                       | 71
    +-----------------------+ 
    
    ヘッダ#2構成図(エンディアン変換なし)
    
     7                     0
    +--+--+--+--+--+--+--+--+
    +-----------------------+ 
    |                       | 0
    | ヘッダサイズ          | 
    |                       | 
    |                       | 3
    +-----------------------+ 
    |                       | 4
    | 伝送データサイズ      | 
    |                       | 
    |                       | 7
    +-----------------------+ 
    |                       | 8
    | 結合伝送データ数      | 
    |                       | 
    |                       | 11
    +-----------------------+ 
    |                       | 12
    |   Reserved            | 
    |                       | 
    |                       | 15
    +-----------------------+ 
    |                       | 16
    |     年月日時分秒      | 
    |                       | 
    |                       | 31
    +-----------------------+ 
    |                       | 32
    |   Reserved            | 
    |                       | 
    |                       | 35
    +-----------------------+ 
    
    
    ※各伝送データの先頭には、以下の制御情報が付加されています。
     7                     0
    +--+--+--+--+--+--+--+--+
    +-----------------------+ 
    |                       | 0
    | Reserved              | 
    |                       | :
    |                       | 
    |                       | 15
    +-----------------------+ 
    |                       | 16
    | データサイズ          | 
    |                       | 
    |                       | 19
    +-----------------------+ 
    |                       | 20
    | データ種別            | 
    |                       | 
    |                       | 23
    +-----------------------+ 
    * データ種別 : 
    	0=	シリアルポートオープン
    	1=	シリアルポート読み込み(受信)
    	2=	シリアルポート書き込み(送信)
    	3=	シリアルポートクローズ
    	4=	シリアルポートフラッシュ
    	5=	シリアルポート設定
    	6=	シリアルポート設定
    

    編集を終えたら、「OK」ボタンをクリックします。設定した情報が反映されます。


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