ロギング情報の見方

ロギング情報の見方
ここでは、ロギング情報の見方を説明します。


  1. 環境設定画面の「SECSログ保存先フォルダ」で指定したフォルダをエクスプローラで開きます。
  2. 確認したいログファイルを選択し、メモ帳などで開きます。

    【注意】
    メモ帳などで開く場合、フォントをMSゴシック、MS明朝などの当幅フォントを使用して表示してください。
    文字がずれて表示されることがあります。




    デフォルトでは、拡張子「.txt」となっています。
    ファイル名は、年月日_時分秒_MS.txt の形式となっていますので、確認したい日時がおおよそ解っていれば、 その日時に近いファイル名を開きます。


    画面内数字 説明
    (1) 送受信情報
    # recv…  : 受信情報を意味します。
    # send…  : 送信情報を意味します。
    それぞれの文字列以降に[ シリアルポート番号 ]が出力されます。

    [ COM4 ]
    ロギング対象シリアルポート:COM4

    (2) バイナリダンプ情報
    環境設定画面の「バイナリ情報の出力する」をチェックしている場合にのみ出力されます。
    各情報は、下記のとおりです。
    #  size = 25 (0x19)   ← メッセージバイトサイズを意味します
    #  0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  A  B  C  D  E  F     0123456789ABCFEF
    #  80 00 01 02 80 01 00 00 00 11 01 02 41 06 42 47     ... .......A.BG 
    #  53 45 43 53 41 03 31 2e 30 03 e9                   SECSA.1.0.  
      ↑                          ↑
    メッセージのバイナリダンプイメージです。    メッセージの文字列ダンプイメージです。
    

    (3) SECSメッセージ情報開始位置情報
    >> (s) : SECSメッセージ情報開始位置

    (4) SECSメッセージ記録日時情報
    2007/08/23 17:15:29 : SECSメッセージ記録日時(年月日 時分秒)

    (5) データ種別
    0x02 : 伝送のデータ種別を意味します(詳細、以降参照)

    伝送サイズ情報
    0x0000001C : SECSメッセージサイズ+チェックサムのサイズ情報(但し、分割で送られて来る場合は、その伝送サイズとなる)

       伝送サイズ
             ↓
    [0x02 0000001C ......
      ↑      
    * データ種別 : 
    	0=	シリアルポートオープン
    	1=	シリアルポート読み込み(受信)
    	2=	シリアルポート書き込み(送信)
    	3=	シリアルポートクローズ
    	4=	シリアルポートフラッシュ
    	5=	シリアルポート設定
    	6=	シリアルポート設定
    
    
    (6) SECSメッセージサイズ情報
    0x00000019 : SECSメッセージサイズをそのままHEXでダンプした情報
    SECSメッセージヘッダ情報
    80000102800100000011 : SECSメッセージヘッダをそのままHEXでダンプした情報

    SECSメッセージヘッダ情報概略図
    
     7   6  5  4  3  2  1  0
    +--+--+--+--+--+--+--+--+
    +-----------------------+ 
    | 上位セッションID      | 0
    +-----------------------+ 
    | 下位セッションID      | 1
    +--+--------------------+ 
    |W | ヘッダバイト2      | 2
    +--+--------------------+ 
    | ヘッダバイト3         | 3
    +--+--------------------+ 
    |E |      P type        | 4
    +--+--------------------+ 
    |         S type        | 5
    +-----------------------+ 
    | 上位ソースID          | 6
    +-----------------------+ 
    | 下位ソースID          | 7
    +-----------------------+ 
    | 上位トランザクションID| 8
    +-----------------------+ 
    | 下位トランザクションID| 9
    +-----------------------+ 
    
    (7) SECSストリーム・ファンクション番号情報
    <SnnFmm W : SECSストリーム・ファンクション番号情報
        W は、返信要フラグを意味する。(Wの記載がない場合は、返信不要である)
    ※nn:ストリーム番号 ゼロサプレスなし(2桁固定表示)
    ※mm:ファンクション番号 ゼロサプレスなし(2桁固定表示)
    ※<S01F13 W — > のように<>でくくられた範囲が情報の範囲となります。

    また、ここには、属性情報を持たないSECS-I固有の1バイト信号情報のみのメッセージ(以下)が 表記されることがあります。

    ENQ
    EOT
    ACK
    NAK
    ? 0xnn:異常データを意味します。nn;実際のHEX値

    (8) SECSメッセージ属性情報
    <L[2]
        <A[6]    "BGSECS">
        <A[3]    "1.0">
    >
    								
    属性キー 説明
    <L[n] > リスト情報
    n個の属性リストを<~>の間に持つことを意味します。
    <A[n] “m”> 文字列情報
    n個の文字属性を<~>の間に持つことを意味します。
    “”でくくられます。
    <I1[1] n> :1バイト整数情報
    <I2[2] n> :2バイト整数情報
    <I4[4] n> :4バイト整数情報
    <I8[8] n> :8バイト整数情報
    符号付き整数情報
    n値の符号付き整数属性を<~>の間に持つことを意味します。
    <U1[1] n> :1バイト整数情報
    <U2[2] n> :2バイト整数情報
    <U4[4] n> :4バイト整数情報
    <U8[8] n> :8バイト整数情報
    符号なし整数情報
    n値の符号なし整数属性を<~>の間に持つことを意味します。
    <D4[4] n> :4バイト浮動小数点情報
    <D8[8] n> :8バイト浮動小数点情報
    浮動小数点情報
    n値の浮動小数点属性を<~>の間に持つことを意味します。
    また、数値は、指数表記となります。
    ex) 2.123E+001
    <BOOLEAN[n] m>
    真理値情報
    m値の真理値属性を<~>の間に持つことを意味します。
    nはバイト数を意味します。
    また、n値は、HEXでの表記となります。
    <B[n] m>
    2進値情報
    m値の2進値属性を<~>の間に持つことを意味します。
    nはバイト数を意味します。
    また、n値は、HEXでの表記となります。

    (9) SECSメッセージ情報終了位置情報
    << (e) : SECSメッセージ情報終了位置



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